答志島の八幡祭り
2月26日(土)、鳥羽市の離島の内、一番大きな答志島で
行われた八幡祭りに行ってきました。
鳥羽の港から連絡船で45分ばかりのところにあります。
答志地区の人口は1500人ですが、他の集落の人々と
多くののカメラマンで終日賑わいました。



この祭りは、大魚祈願をこめて行われるものです。
お的衆(おまとしゅう)の7人が、道路に撒かれた清めの砂の上を、清めの海水をまきながら練り歩いております。
町内の公民館で行われる素人芝居を見るべく早くから場所取りをして待つ大勢の人達です。
芝居が始まりました。天井からぶら下がっているのは、大物の鰤です。
素人とは思えない熱演です。
いよいよクライマックスの始まりです。先頭の清めの海水をかけてもらうべく、あちらこちから手が出ております。後ろは奉納する大きな鏡餅です。

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手桶の水を観客にかけたところです。

この若衆の後から、皆さんのお待ち兼ねの、担架状のものに乗せた本命の炭が到着します。

お炭は消炭と布海苔で練り上げたものです。

お炭の到着を待ちわびた人々が一斉に跳びつきました。
これを家に持ち帰り、各戸の正面に○の中に八の字を書きます。八は八幡さんの意味です。一年の大魚と家内安全の願いが届くと言うことです。

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獅子が天井からぶら下がった大きな鰤を飲み込んでいるところです。
獅子は一升瓶、祝儀袋、餅等なんでも飲み込んでいきます。