滝巡り&クルージング

6月13日

この日は、中文リゾートから東の方面へ行った。

日韓共催2002年ワールドカップの
競技場の一つ、
西帰浦(ソグィポ)サッカー場
          (車窓より)  →

西帰浦(ソグィポ)の地名と徐福伝説
紀元前3世紀、秦の始皇帝の命によって、徐福は不老不死の妙薬を求めて蓬莱へと旅立ち、
チェジュドへも上陸した。噂の薬草を探し求めたけれども見つからず、
チェジュドの浦からまた旅立って行ったという。
チェジュドの人々は、中国の人である徐福はてっきり中国へ戻るのだと思って、
彼が船出した地に「西(中国のある方角)へ帰っていった浦〜西帰浦〜」という名をつけた。
しかし薬草を携えずに中国へ戻れる筈もなく、徐福は更に東へと向かって
日本へ辿り着いたという「徐福伝説」は日本にも数多くある。
中国、韓国、日本に残る多くの徐福伝説に、日中朝の長い歴史と交流をつくづく思う。

その徐福が、この滝を見て
余りに美しく立派なので
「徐市過之」と刻んだという伝説がある。
(徐市は徐福のこと)

←正房瀑布              
高さ23bの高さから二筋の滝が流れ落ちる。
滝壺はすぐそのまま海につながる。
東洋で唯一の直接海に流れ落ちる海岸滝。

その正房瀑布をクルージングの船に乗って海側から見ると、このように見える。    →

天帝淵瀑布、正房瀑布と共にチェジュドの
三大瀑布である「天地淵瀑布」は、
緑の遊歩道を奥深く進んだ先に現れる。
ロマンチックな景観のために、ドラマなどの
ロケ地によく使われるそうだ。そのうち、ドラマの中で出会えるかも(^o^)/

 ← 天地淵瀑布

天地淵瀑布に至る遊歩道からは
大小の堰も見られる。

この後、クルージングに出た。
西帰浦(ソグィポ)周辺の海には、断崖絶壁や奇岩、多くの島々など、変化に富んだ景観がある。
どれも100万年以上前の噴火の時の溶岩で出来たもので、自然の造形の妙である。