モナコと言えば、カジノ。
モンテカルロ地区にあるグラン・カジノは、パリのオペラ座を設計したガルニエによって
19世紀に建築されたゴージャスな建物だ。
モナコと言えば、グレース・ケリー。
王宮を中心としたモナコヴィル地区は丘の上。
↑大公宮殿 →故グレース王妃の眠るモナコ大聖堂
そのモナコ公国のレーニエ大公も2005年4月に亡くなられた。
1949年に即位、1956年にハリウッド女優のグレース・ケリーと結婚、しかし1982年にはグレース王妃は自動車事故で亡くなる。大公の柩は大聖堂の王妃の隣に葬られたそうだ。
世界で一番小さいヴァチカン市国のヨハネ・パウロ2世が亡くなったのが4月2日、
その4日後に、世界で2番目に小さい国のレーニエ大公が亡くなった。
1297年、修道士に変装したフランソワ・グリマルディが
ジェノヴァ人の築いたモナコの要塞を占拠したのが、大公国の始まり。
モナコと言えば、F 1グランプリ。
モナコのサーキットの特殊性は、一般道路として使われている市街コースを車が疾走
することだ。コースはモンテカルロ地区のカジノの辺りから海岸線に沿って周回する。
はるか向こうにはイタリアも見える。
〜〜 エ ズ 〜〜
コート・ダジュール地方に点在する“鷲の巣村”の一つが エズ である。
“鷲の巣村”というのは、14〜16世紀、サラセン人の攻撃から逃れ、敵の接近にすぐ気づく
ために、丘や山の頂上に作られているが、海からは見えないように、また細い道や階段が
入り組んでいる複雑な構造になっている集落で、今も120の村があるという。
狭い迷路のような道を上へ上へと登っていくと、
中世の雰囲気が漂う石造りの小さな家々が並んでいる。手工芸品の工房やギャラリー、お店も多い。
高台にある熱帯植物園からは、
地中海を一望できる。
哲学者ニーチェは、エズの村に通じる山道を歩きながら
『ツァラトゥストラかく語りき』の構想を練ったそうだ。
←これはパンフからとったものです