アンティーブ  ピカソ美術館  カンヌ

リゾート地らしく、港には豪華なヨットや
クルーザーがひしめくように繋留されていた。
後方に見えるのは グリマルディ城

16世紀の城壁
門を入っていくとそこは旧市街

旧市街の石畳の町並み。いい雰囲気のお店も多く、ことに食料品屋さんが魅力的。
蜂蜜はテイストさせてくれるし⇒⇒⇒結果、蜂蜜と色とりどりの粒胡椒を
どっさり買い込みました〜♪(^^)

〜〜グリマルディ城の
手前のマルシェ〜〜

〜〜朝市には野菜や果物、
魚介類、チーズやハーブが
並んでいた。どれもこれも
ホントに美味しそう〜〜

アンティーブには紀元前6世紀からギリシャ人が入植し、商館が開かれ
商業港として発展した。当時の遺跡や建物も多く発見されており、
17世紀の要塞(サンタンドレ要塞)が考古学博物館になっているそうだ。
アンティーブという名はアンティポリス(町(ニース)に面しているという意味)に由来している
とのことで、アンジェ湾をはさんでニースに向かい合い、ニースとカンヌの中間に位置する。
アンティーブには又、<ペイネ美術館>もあるんですって。愛らしい顔の恋人達を描いた
ペイネは「愛の画家」として日本でも随分ブームになったことがありましたね。
この写真は、ピカソ美術館から見たアンティーブの家並み。

ピカソ美術館

グリマルディ城(ピカソ美術館)
12世紀に建てられ、16世紀に再建された城砦。
ピカソは1946年、64歳のときにこの城をアトリエ
として提供してもらった。第2次世界大戦も終わり、
恋人のフランソワーズ・ジローと共に暮らし、幸せな時代のピカソの絵はとても明るく暖かく平和だ。
この地をを愛したピカソは「アンティーブを訪れる
たびに、私はこの古代文化に心を奪われた」と語り、
数ヶ月の間に制作した殆ど全ての作品を永久貸与という形で置いていくことにしたそうだ。
ここにはピカソ以外の現代美術も
たくさん展示されている。

建物の窓からも、城のテラスからも、
いつも真っ青な地中海を望むことができる。

↑ニコラ・ド・スタールの絵
ピカソの絵とは反対に、同じアトリエで制作し、窓から身を投げて謎の自殺をしたスタールの絵は暗く、陰鬱で、比べて見ると、とても可哀想になる。

ニコラ・ド・スタールの絵は、ロスコの絵に似ているように思う。
で、調べてみると、スタール(1914−55)はロシア貴族、革命でフランスへ。
グルニエやコルビジェとも交流があった。
ロスコ(1903−70)もロシア人。
この美術館で初めて知ったスタールが好きになった。大収穫\(^-^)/

ピカソは、この地で初めて作陶を始めた。
さすがに天才、陶器も素晴らしい。暖かく穏やか、ユーモラス。

カンヌ

パレ・デ・フェスティヴァル・エ・デ・コングレ
毎年5月に行われる<カンヌ映画祭>の会場。
その時はこの階段に緋色の絨毯が敷かれ、
スター達が次々と上っていく。

会場の敷地には、映画スターや監督らの
手形が200枚以上はめこまれている。

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