〜その1〜
ロワール川はフランス中央山地から大西洋へと流れる。全長約1020q(フランス最長)。
そのロワール川流域のオルレアン、トゥール、ナントを含む一帯がロワール地方。
ここに中世からルネサンス期にかけて王侯貴族達が居城とした
大小100程のシャトーが点在している。
フランス政府観光局オフィシャルサイトの地図より
トゥールに一泊した私達は
ヴィランドリー城、シュノンソー城、
シャンボール城を巡った。
16世紀に建てられた、幾何学的な庭園が特徴的な城。
庭園は「野菜園」「装飾的な樹木庭園」『水の庭園」の3つに分けられている。
野菜園 →
繁殖力の象徴とされるカボチャも栽培されている。
城の内部
城の入り口から並木道をどんどん
歩いていくと、一対のスフィンクス像が据えられており、その向こうが急に開けて
城の姿が見える。
スフィンクス像から後を振り返ると、入り口は遥か彼方。
この並木道の両側には林が広がっている。 →
ロワール河畔の古城は大きく分けて2種類ある。軍事的な城砦としての特徴を持つ男性的な城と、
優美な宮殿の趣きを持つ女性的な城と。
シュノンソー城は 代々の城主が女性で「6人の奥方の城」とも呼ばれており、典型的な後者の城。
16世紀に建てられたこの城には数々のドラマがある。
ロワール川の支流・シェール川の上にシュノンソー城は建てられている。
その姿は川面に羽を広げた白鳥にも譬えられるというけれど、
この写真はちょっと良くないですね、、、(-_-;;)
↑ディアーヌ・ド・ポワチエの庭園
↑カトリーヌ・ド・メディシスの庭
〜〜〜シュノンソー城にまつわる有名なドラマ〜〜〜
ディアーヌ・ド・ポワチエ
アンリ2世
カトリーヌ・ド・メディシス
16世紀、イタリアの富裕な銀行家・メディチ家の娘カトリーヌ・ド・メディシスは
14歳のとき同い年のフランス王家の第2王子・アンリ(後のアンリ2世)に嫁いだ。
しかし、アンリは18歳も年上ながらフランス宮廷史上比類ない美貌の持ち主
と言われるディアーヌ・ド・ポワチエを寵妃とし、カトリーヌは顧みられなかった。
シュノンソー城は、アンリ2世がディアーヌ・ド・ポワチエに与えた城である。
しかし結婚後26年、夫が死の床につくやいなや、カトリーヌはディアーヌを追い出し、
自らがこの城の主になった。
お城の中の台所
とっても素敵だった
シュノンソー城の近く。
余りに美しく見事な黄葉だったもので・・・
ロワールの古城巡り〜その2〜へ
資料映像です
本当はこんなので〜す(^_-)
資料:『太陽』1997/12月号より