セーヌ川の中の島
シ テ 島
ノートルダム寺院の背後から朝日が射している
ノートル・ダムとは「我らの・貴婦人」(=聖母マリア)という意味で、
聖母マリアに捧げられた教会である。
1163年、パリ司教シュリーによって着工、1345年完成。初期ゴシック様式の建築。
この教会前広場には、フランス国道の起点(道路元票)・ゼロ地点の標識がある。
まさしくここはパリの中心、フランスの中心。
そしてパリの歴史も、ここセーヌ川の中洲・シテ島から始まった。
隣り合ってサン・ルイ島がある。
ノートルダムの塔に登る
向かって左の北鐘塔側の専用入口から入り、386段の螺旋階段を上って
北塔と南塔を結ぶ「キマイラの回廊」に出ると パリ市内の素晴らしい景観が眼下に広がる。
寺院の前の広場は、いつも上る人の長蛇の列が出来ていて、断念してきた。
今回は朝早く寺院に到着、行列の先頭に並んで開場時間を待つ。30分待って入場できた。
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パリ市内の西のほうを望んでいます。
向かって右手がセーヌ右岸(北側)、左手がセーヌ左岸(南側)。
一番右の写真の彼方にはモンマルトルの丘のサクレクール寺院が見える。
左から2つ目の写真の左側に見える塔がエッフェル塔、右側の塔はサント・シャペル教会の尖塔。
←ガーゴイル
おびただしいガーゴイル像がある。
ガーゴイルとは元々は屋根の雨樋の意味だとか。
多くは背中に翼がある これら怪物像には
悪霊を防ぐ意味もあるという。
怪物とは言え、それぞれが個性的で魅力的。
← ↓ 寺院内部
サント・シャペル教会
ノートルダム大聖堂
左がサント・シャペル 右が裁判所
サント・シャペルは13世紀半ば、ルイ9世(後の聖王ルイ)が
キリスト受難の聖遺物(磔刑になった時にかぶっていた荊の冠)を納めるために建てた。
2階の礼拝堂のステンドグラスは世界最大、パリ最古のものと言われる。
殆ど全面がステンドグラスで埋め尽くされて、聖書の物語約1100の場面が描かれており、
私達が訪ねた時刻は東側の窓から日が射して、まさしく「光のシャワー」と
言われているとおりの圧巻であった。
西側の薔薇窓
東側の祭壇