トラム(路面電車)の連結付近

ウィーンの旧市内を取り囲む中世来の城壁は1857年に取り
壊され、その跡地に一周5kmの大通りが建設された。
現在、このリンクと称する大通りを路面電車(トラム)が走っ
ている。
トラムはリンクの外にも延び、ほかに地下鉄やバス、鉄道な
ども走っていて、交通の便は至極良い。
私達は72時間や24時間のフリーパスチケットを大いに活用した。
トラムでもバスでも地下鉄でも乗り放題、手間が省け且つ経済的。

中央墓地入口の花屋さん
色彩豊かな花があふれていて、ワッカ仕上げの
花輪の見事なこと。








   ベートーベンの墓    シューベルトの墓   モーツァルトの記念碑
 (左) ヨハン・シュトラウス(子)
 (右) ブラームスの墓
 ヨハン・シュトラウス(父)
 ヨゼフ・シュトラウス

↑カール・ルエーガー教会

↑ドーム内部の天井部分

↑教会内部

←葬送の列に出会った。
 花輪で飾った霊柩の車の後を、大勢の
 人々がつき従って歩いていた。

中央墓地へ行く

 第2日 (10月4日) 

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ベルヴェデーレ宮殿を見学すべく行ったのだが開館前。
さればと、時間の節約のために同じトラムの路線(71番電車)の中央墓地へ。

     <<< 中央墓地 >>>

240ヘクタールもの広大な敷地を持つヨーロッパ最大規模の墓地。トラムの停留所も門ごとにあって、現在は第2門が正門。私達は幾つも門があるなんて知らずに最初の停留所で降りようとしたら、地元の人が親切にここでは駄目、正門の停留所で降りろと教えてくれた。
音楽家の墓ばかりを集めた32区Aは正門の近く。モーツァルトはザンクト・マルクス墓地の共同墓地に葬られその場所も定かではないけれど、敬意を表して中央墓地の音楽家達の墓の中央に記念碑が建てられている。

カール・ルエーガー教会は約百年前に建てられたユーゲント・シュティール様式の教会。
ユーゲント・シュティールというのは、19世紀末から20世紀初頭にかけて、ドイツに起こった若い芸術家達の創作様式。フランスなどに起こったアール・ヌーヴォーがドイツ・オーストリアに波及してユーゲント・シュティール(青春の様式)と呼ばれた。
Jugend stil →英語式に言えば Young Style ということですね(^^)。

帰国してから知ったことなのだけれど、このカール・ルエーガー教会の裏側には映画「第三の男」のラストシーンで有名な並木道があるという。オーソン・ウエルズ演じるハリーを埋葬した後、この並木道でジョセフ・コットン演じるホリーの横を、アリダ・ヴァリ演じるアンナが彼を無視して通り過ぎていく、あの場面ですね。
〜〜〜知っていれば、裏手に回って見てきたものを〜〜〜残念無念 (-_-;;)

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