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&カーレンベルクの丘

シェーンブルン宮殿の後、戻る途中の地下鉄UバーンU4号線のケッテンブリュッケンガッセ駅で降りる。お目当てはマヨーリカ・ハウス(マジョリカ・ハウス)とメダイヨン・ハウス。

マヨーリカ・ハウスとメダイヨン・ハウス

もう地上に出ている地下鉄の駅を出るとすぐの所に、有名な2棟のアパートメントが隣り合って建っている。共にオットー・ワーグナーの作品。
時代は19世紀末、間もなく20世紀が始まろうとする頃、ワーグナーはウィーン川を埋め立てた新開地のウィーン・ツァイレに2棟のアパートを完成させた。外壁を飾るユーゲント・シュティール様式の美しい装飾は良きにつけ悪しきにつけ物議をかもしたが、賞賛の声が圧倒的に多く、貸し間の募集は1週間で予約が一杯になったという。

↑マヨーリカ・ハウス(リンケ・ウィーンツァイレ通り40番地)

↑メダイヨン・ハウス(リンケ・ウィーンツァイレ通り38番地)

壁面がイタリアのマヨリカ(マジョリカ)焼きの赤いバラの花模様のタイルで覆われている。
今も一般の住宅として使われているので内部は見学できないが、本で見ると随所にアール・ヌーヴォーの素晴らしい装飾が施されている。

それにしても、こういう歴史的な建物が今も住宅として使われているなんて、いいなぁ〜。

壁面は金細工で覆われている。ここも一般住宅として使われているが、本によれば内部のエレベーターなど、美しい金の装飾が施されている。アール・ヌーヴォー様式と言っても、ウィーンのユーゲント・シュティールの場合は他の国に比べて金をよりふんだんに使っている、ということを実感する。
メダイヨン・ハウスの名前の由来は、外壁を飾っている9個の大きな金メダルから。ファサードの金色が太陽の光に輝いて綺麗だった。

メダイヨン・ハウスの屋上の両端には、両手を口にあてて叫んでいる女の人の像がある。
奇抜だなぁ、、、だけど、いかにも新しい時代の到来を告げているっていう感じ!

駅前には商店街や露天の店が延々と続いていた。ナッシュマルクトと呼ばれる市民の台所。新鮮な野菜、肉、魚、乳製品、パンなどを売る店が軒を連ねていた。移民も多いらしく、アラブやスラブ系と思われる人々のスパイス等を売る店も沢山あった。時間がなかったので、残念ながら少し覗いただけだった。
土曜日には蚤の市も開かれるとのこと。

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ところで〜〜

実は、この後が大変だった〜〜(-_-;;)
同じUバーン4号線で行けるハイリゲンシュタット駅へ行き、そこからバスに乗ってウィーンの森の一角・カーレンベルクの丘へ行く予定だった。ところが、殆どハイリゲンシュタットに近い車内でカメラからフィルムを取り出そうとしたしんちゃんが間違って露光させてしまった。シェーンブルン宮殿で撮ったものが殆どパーに。でもデジカメで撮ったものもあるし、夕陽のカメラで撮ったものもある。夕陽は諦めようと言うのだが、しんちゃんはどうしても一眼レフで撮り直しに行くと言う。
せっかく着いたハイリゲンシュタット駅からまたUターン。。。この時が午後3時頃。車内でこそ走る訳にはいかないが、シェーンブルン駅から宮殿まで、更に丘の上のグロリエッテまで走るわ走るわ・・・写真を撮りながら・・・。
結局2時間ほど無駄にして再びハイリゲンシュタット駅に。時間との戦いになってしまってタクシーでカーレンベルクの丘まで行った。

ハイリゲンシュタットはウィーン市街の北方。ベートーベンの「ハイリゲンシュタットの遺書」で有名。「ハイリゲンシュタットの遺書の家」とか、ベートーベンの散歩道とか、ベートーベンにゆかりの場所が沢山あるようだが、今回は割愛。
Uバーンのハイリゲンシュタット駅からは、ウィーンの森北部のあちこちへ行ける。

カーレンベルクの丘は標高484m。タクシーの車窓からは葡萄畑が見える。また、素朴だけれど洒落ている、とっても趣きのあるホリイゲがあちこちにあった。

↑ カーレンベルクの丘からドナウ川を望む

丘の頂上の展望テラスからはドナウ川やウィーン市内が望見できる。よく晴れた日にはチェコやスロヴァキアまで望むことが出来るという。
夕方近く風が強くなって冷えてくる。でも上天気のこの日は夕景も素晴らしい。丘の教会も夕日に輝き、沈みゆく夕日を何枚も何枚もカメラに納めた。
帰途はバスで。灯ともし頃のホリイゲのたたずまいがまた何ともいい感じ。
ホリイゲ===今年の新酒ワインという意味。新酒ワインを飲ませる居酒屋さん。
灯りに誘われてホリイゲに入ってみたい気になるが、ワインに詳しくない二人のこととて、ワインを銘打つ店にはちょっと躊躇してしまった。後から考えると惜しいことをしたなぁと思う。
次回を期すことにしよう〜\(^O^)/〜 
そう、次回はもっとゆっくり田園交響曲の世界に浸りながらウィーンの森を巡りたい。
ハイリゲンシュタットの駅構内で美味しそうなパンを売っていたので、それを買って帰った。

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